ウルトラペイントシリーズ

ウルトラMUKI

ウルトラMUKI 7STAGE
CONTROL
TECHNOLOGY

7つの技術革新が塗料の未来を拓く。

7STAGE
CONTROL
TECHNOLOGY

ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする
紫外線に強い合成樹脂を採用するなどの
7つのステージコントロール技術により
フッ素樹脂塗料にも劣らない耐候性を実現。
紫外線に強く、高い機能性を備え、
安心・安全性と低環境負荷も叶えた
次世代の1液水性無機有機ハイブリッド塗料。

ウルトラMUKI
無機有機ウルトラハイブリッド塗料
[荷姿]15㎏缶/10㎏缶/5㎏缶
ULTRA MUKI

FEATURE FEATURE

  • 超耐候性

    7つのステージコントロール技術で塗膜劣化の原因を制御。その塗膜は耐候性に優れ、紫外線や外的要因から建物を長期に渡り守り続けます。

  • 超低汚染性

    ガラス表面にも存在するシラノール基で形成された塗膜表層は、付着した汚染物質を雨水が流し落とし、長期にわたり建物を美しく保ちます。

  • 高塗着性

    ウルトラハイブリッド技術により均一に合成された樹脂は、強力な結合エネルギーを持ち、強固な塗膜形成と下地への付着力を発揮します。

  • 水性タイプ

    水性塗料なので臭いが少なく、住宅が密集した地域でも近隣に配慮した施工ができます。また、環境負荷も軽減した人と環境に優しい塗料です。

  • 美しい仕上がり

    下地への転写性(塗着性)が高く、また表面張力をコントロールすることで優れたレベリング性を発揮し、滑らかで光沢のある美しい仕上がりを実現します。

  • 屋根塗装にも対応

    耐候性に優れた強靱な塗膜は、従来の1液水性塗料では対応できなかった屋根塗装を可能にし、2液弱溶剤塗料以上の耐候性を発揮します。

7つのステージコントロール技術で
塗膜の劣化を抑制。

外壁の塗膜劣化は、塗料の顔料に含まれる酸化チタン(白顔料)に
紫外線や酸素、水などが接触して発生するラジカルが原因で引き起こされます。
ラジカルは人の肌や塗料の樹脂に含まれる有機質を破壊します。
ウルトラMUKIは7つのステージコントロール技術により劣化因子であるラジカルを抑制し、
また、ラジカルに破壊されない無機成分を合成した樹脂を使用。
さらに有機顔料の使用制限により、従来品を凌ぐ超耐候性を実現しました。

STAGE01

ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする紫外線に強い合成樹脂を採用。

STAGE02

無機・有機素材を均一に合成することにより、従来品をしのぐ耐候性を実現。

STAGE03

厚い多重構造無機バリア層で酸化チタン(白顔料)の表面をコートして紫外線の侵入を防ぐ。

STAGE04

厚い多重構造無機バリア層で酸化チタン(白顔料)発生してしまったラジカルも
厚い多重構造無機バリア層内に封じ込めラジカルの増殖を抑制。

STAGE05

紫外線吸収剤(UVA)により紫外線を吸収し熱などのエネルギーに変換して放出。

STAGE06

光安定剤(HALS)により発生したラジカルを封じ込め増殖を抑制。

STAGE07

耐候性に不安のある有機顔料を可能な限り使用せず、退色不安を払拭。

STAGE01「無機塗料」の原料は珪石
(石英)

珪石(石英)は地殻を形成する物質の一つとして自然界に存在し、 石英ガラス、光ファイバー、半導体の他、 スペースシャトルの窓にも使用されるなど 宇宙・電気・化学・化粧品・自動車・食品・建築とさまざまな産業分野において、 多岐にわたる用途で活用されています。

図(1) 図(2) 図(3)
IUPAC名 二酸化ケイ素
別称 石英、シリカ、無水ケイ酸
化学式 SiO₂
IUPAC名 低温型/三方晶系
高温型/六方晶系
Silicon Dioxide 図
無機有機ウルトラハイブリッドレジンが従来品をしのぐ耐候性を実現

ガラスと同じ珪石(石英)から作られた合成樹脂。
その主骨格はガラスと同じです。
ガラスと同じ分子結合(Si-O-Si)は、有機物ポリマー(C-C・C-O)より
非常に大きい結合エネルギーを持っています。
そのため紫外線や熱で切断されにくく、耐候性、難燃性に優れています。

STAGE02無機有機ウルトラハイブリッド
レジンが
従来品をしのぐ
耐候性を実現

ウルトラMUKIは、ガラスと同じ珪石(石英)から作られた合成樹脂
「ウルトラハイブリッドレジン」を採用。
優れた無機素材と有機素材が均一に、そして強固に結合。
従来品をしのぐ圧倒的な耐候性を可能にします。

珪石から「ウルトラMUKI」へ

図
珪石(石英):SiO₂
還元

炭素が酸素を奪ってケイ素が金属状に遊離

図
金属ケイ素:Si
化学反応

重合

図
無機質(シロキサン結合)

SiO₂が、さらにSiO₂と手をつなぐ
(架橋する)ことで強い骨格構造を形成。

図
合成

有機素材と合成

一般的な無機塗料
図

無機・有機同士の結合力が十分でないため、不規則な結合や欠けなどが見られ、柔軟性や耐候性に影響を与える可能性がある。

ウルトラハイブリッドレジン
図

先進のウルトラハイブリッド技術により、有機バインダーと高い割合で反応・合成し、均一に規則的に並ぶことでガラスのような耐候性と塗膜に必要な柔軟性を保持。

設計
ウルトラMUKI

STAGE03分厚い多重構造無機バリア層が
紫外線などの侵入を防ぐ

ウルトラMUKIは自動車や重防食などの極めて高い耐候性が
求められる分野で使用されている多重ラジカル制御形酸化チタンを採用。
従来のラジカル制御形酸化チタンをはるかに凌ぐ耐候性を
住宅塗装分野において実現しました。

  • 多重構造無機バリア層
    厚い多重構造無機バリア層が紫外線や水、酸素などの侵入を防ぎ、ラジカルの発生を抑制します。
  • 電子顕微鏡図

    〈従来のラジカル制御形白顔料〉
    〈従来のラジカル制御形白顔料〉
    〈多重ラジカル制御形酸化チタン
    [多重構造白顔料]〉
    〈多重ラジカル制御形酸化チタン[多重構造白顔料]〉

STAGE04分厚い多重構造無機バリア層が
ラジカルを封じ込め増殖を抑制

ウルトラMUKIの厚い多重構造無機バリア層は、
発生してしまったラジカルをバリア層内に封じ込めラジカルの増殖を抑制し、
樹脂に含まれる有機質を守ります。

  • 従来の
    ラジカル制御形
    白顔料

    図
    バリア層が薄いためラジカル制御の効果が見られるものの、完全には封じ込めきれず、樹脂に含まれる有機質を破壊。
  • 多重ラジカル制御形
    酸化チタン
    [多重構造白顔料]

    図
    発生してしまったラジカルも厚いバリア層内に封じ込めラジカルの増殖を抑制。
高配合の紫外線吸収剤(UVA)で紫外線をブロック

STAGE05高配合の紫外線吸収剤
(UVA)で
紫外線をブロック

紫外線吸収剤(UVA)は紫外線から塗膜を守る盾の役割を果たし、
ラジカルの発生を抑制して塗膜劣化を防ぎます。
ウルトラMUKIは繰り返し試作配合を行い、
機能性の高い紫外線吸収剤(UVA)をその効果が最大限発揮できるレベルまで高配合しました。

  • 【UVAのはたらき】

    図

    樹脂劣化の直接要因となるUV-A波とUV-B波を効果的に吸収し無害な熱として放散。

  • 【UVAの高配合】

    図

    機能性の高いUVAを最大効率で配合。樹脂や酸化チタンが受ける紫外線の影響を最小限に抑制。

STAGE06長寿命化された光安定剤
(HALS)が
ラジカルを
封じ込める

光安定剤(HALS)はUVAが防ぎきれず発生してしまった
ラジカルを捕捉し塗膜劣化の進行を防ぎます。
従来の添加型HALSは経年でブリードアウトする懸念がありましたが、
ウルトラMUKIは樹脂とHALSを合成することにより長期的な効果維持を可能にします。

  • 【HALSのはたらき】

    図
    UVAが防ぎきれず発生してしまったラジカルを封じ込めて無害化し、塗膜劣化の進行を抑制。
  • 【HALSの長寿命化】

    図(1) 図(2)
    従来の添加型のHALSは溶出、ブリードアウトしやすい。
    図(1) 図(2)
    ウルトラMUKIは樹脂設計段階からHALSを合成、ブリードアウトを回避し長期的な効果維持を実現。
退色不安を払拭し耐候性を向上

STAGE07退色不安を払拭し
耐候性を向上

ウルトラMUKIの塗料パフォーマンスを最大限に発揮するためには
年月とともに進行する退色・変色の回避は避けることのできない課題でした。
導き出した答えは、“不安・懸念要素の究明”。
退色不安を払拭した塗膜は長期にわたり色彩を保ち、建物の美しさを維持し続けます。

  • 【有機顔料の制限】

    耐候性に不安のある有機顔料(青・黄・赤・緑)を可能な限り使用せず、退色不安を払拭。

    【無機顔料】非常に耐候性に優れている。
    鮮やかな色が出にくい
    白 黒 黄土 赤さび
    【有機顔料1】比較的耐候性が良い
    【有機顔料2】耐候性が悪く、
    着色力が弱い
    青 緑
    黄 赤
  • 【無機顔料・有機顔料の退色変化】

    無機顔料に対し有機顔料は耐候性が低く早期退色しやすい。組み合わせた顔料の耐候性により塗膜は、退色・変色に差が生じ、時間の経過に伴いより進行していきます。

    無機顔料
    〈黄土〉 〈赤さび〉
    黄土(1) 赤さび(1)
    黄土(2) 赤さび(2)
    有機顔料
    〈黄〉 〈赤〉
    黄(1) 赤(1)
    黄(2) 赤(2)

    無機顔料に対し有機顔料は耐候性が低く早期退色しやすい。組み合わせた顔料の耐候性により塗膜は、退色・変色に差が生じ、時間の経過に伴いより進行していきます。

  • 【有機顔料の見直し】

    やむなく有機顔料を使用する際には、従来の耐候性を上回る顔料を採用。

    図(1) 図(2)
    色差⊿E(*ab)とは:
    色の差を定量的に数値化し色差計で測色した値。値が大きいほど色差が大きいということになります。
  • 【長期にわたって色彩を保持】

    赤と黄は有機顔料の中でも退色不安の大きな顔料です。赤を入れて調色した塗料は色見本通りの発色ですが、年月とともに退色が進行します。一方、赤の代わりに赤さびで調色した塗料は、僅かながら色見本との差異が生じますが長期にわたってその色彩を保ちます。

    図(1)
    後悔しない選択はどちら?

耐候性、低汚染性、圧倒的なライフサイクルの低減も実現 耐候性、低汚染性、
圧倒的なライフサイクルの
低減も実現

-
抜群の作業性で 長期にわたり美観を保持

抜群の作業性で
長期にわたり美観を保持

  • 屋根にも外壁にも最適の
    抜群の
    作業性

    ウルトラMUKIは各種外壁(サイディングボード・モルタルなど)、各種屋根(カラーベスト・トタンなど)の塗り替えに幅広く対応。抜群の作業性で広くご活用いただけます。

図
  • 屋根塗装で圧倒的真価を
    発揮する
    ウルトラMUKI

    従来の1液水性塗料は外壁用がほとんどであり、耐候性が求められる屋根塗装には2液タイプや溶剤タイプが推奨されてきました。
    ウルトラMUKIは「屋根用耐候性強化色」「屋根用遮熱色」対応。環境条件の厳しい屋根において真価を発揮します。

  • 図
    「屋根用耐候性強化色」を使用することで、四季の天候や、さまざまな自然現象などの環境下に対し、2液弱溶剤塗料以上の耐候性を発揮します。

    屋根と外壁(標準色)の耐候性差の生じない施工を可能にし、屋根と外壁の塗り替え周期も合うため長期的なコスト削減にもつながります。

  • 図
    「屋根用遮熱色」を使用することで、室内の温度上昇の要因である太陽光(近赤外線)を反射し、室内温度の上昇を抑え、省エネ・節電につながります。

    耐候性、低汚染性に優れたウルトラMUKIが塗膜表面の劣化を防ぐため、遮熱性能を長期にわたり保持します。

  • 美しくなめらかな光沢感

    先進技術によりミクロレベルで平滑性を可能にし、かつて水性塗料では難しかったなめらかで高い光沢感を実現しました。美観性と防汚性に優れたその塗膜は、建物を守り、長期にわたり美しさを保ち続けます

  • 図
    一般的水性塗料
    (艶あり)
    図
    ウルトラMUKI
    (艶あり)

    艶あり 3分艶 艶あり・3分艶からお選びいただけます。

試験成績

JIS K 5660 つや有合成樹脂エマルションペイント 「容器の中の状態」「塗装作業性」「塗膜の外観」「付着性」「耐水性」「耐アルカリ性」「促進耐候性」 JIS K 5600 塗料一般試験方法 「耐おもり落下性」 全項合格

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